04.歪んでるもんですよ、みんな。

窓辺に立った瞬間、これだ!と心が動きました。 それはある冬の昼下がり、知人に案内された古い長屋でのこと。薄暗い室内はまだふつうに人が住んでいるようで、箪笥や置物があり、それらを模様入りのガラス窓から射すやわらかな光が縁取っていました。 そこに佇んだ途端、ここがお店になったら……という立体的なイメージが湧いてきたのです。それは今までたくさんの物件を見てきた中で、初めての感覚でした。 …

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